「急勾配・高深度対応 遮水シート敷設工法」
「エコロジー」って意識的に考えるようになってから、結構時間が経ってきているように思います。例えば、リサイクリング、リデュース(削減・還元)、リユース(再利用)、リバース(再生)など、家庭や社会(オフィス・会社)、学校、等々においてはもはや当たり前のような行動として定着していると大多数の人々が認識するところではないでしょうか?
しかしその反面、「鳥害(カラス?)問題」、「不法投棄」のニュースも耳にするように、ゴミ問題・環境問題もまだまだ解決しているとは言えません。
なぜゴミ問題・環境問題はニュースなどで大きく取り上げられるのでしょうか?
答えは、・・・処分場が無いからです!そして、現状では新しく埋め立て最終処分場を作ることは非常に困難であるといえるでしょう!
しかし、後ろ向きの思考ばかりしているのではいけません。仮に狭い面積の立地条件でも、処分場の建設が可能な場所がある場合、埋め立て容量の確保ができれば良いのです。狭い場所で容量を確保するためには当然「急勾配・高深度」が必要になってきます。しかしこれには今までに沢山の課題がありました。例えば、「遮水工」の課題です。
処分場ですので色々なゴミが集まります。万が一にも有害物質が外部へ漏れることがあってはいけません。そのための対策の一つとして「遮水工」があります。一般的には遮水シートを使います。この遮水シートを急勾配・高深度の法面に敷設、施工することは、作用荷重、固定工、安全対策 等々のテーマを解決する必要があり、非常に困難でした。
2003年2月、カナエでは5分勾配(1:0.5)、最大法長30m(一部鉛直壁10m含む)の非常に困難な処分場の遮水シート敷設工事を見事に完了しました!
5分勾配 法長30mの施工箇所
5分勾配 シート敷設 作業状況
これによって、処分場建設場所の面積が狭く、要容量確保のためには複数処分場の建設を検討しなくてはならなかった場所においても、容量確保の可能性がより高まります。また、周辺の意見に対しても官民境界からの隔離をより大きく確保できることになります。
→ 詳しくは製品紹介(
遮水シート)へ