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低温溶接(低歪み溶接)【鋳物溶接工法】

汎用DB:詳細

低温溶接(低歪み溶接)【鋳物溶接工法】

金属材料の低温溶接(低歪み溶接)/(鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、鋳鋼、炭素鋼、ステンレス鋳物、アルミ等)

概要

アークマイスター低温溶接は、短ビードとピーニングを駆使した溶接方法です。特に鋳物の溶接補修に優れています。金属補修剤のような応急処置ではなく恒久的な補修ですので、機器設備等を交換せずに対応可能です。 低温金属溶接を行うことで金属補修の時間短縮、コストダウンにつながります。

特徴

短ビード溶接
一度に数十mm程度の短ビードで溶接を行う為、溶接部の局所的な加熱及び母材金属の温度上昇を防ぎます。また、溶接金属の母材への過度の溶け込みを防止します。
ピーニング工法
短ビード溶接を行った箇所へピーニングを行い溶着金属の収縮応力と熱を分散させます。卓越した技術を持った作業により、ゆがみ・ひずみがほとんど無い丁寧な仕上がりになります。
オリジナル溶接棒*を採用
独自開発の溶接棒を使用した特殊な方法です。従来は困難とされていた鋳鉄、ダクタイル鋳鉄の溶接を可能にしました。 他の金属溶接を行う場合は対象とする母材金属に応じて溶接棒の使い分けをします。(*鋳鉄、ダクタイル鋳鉄溶接のみ)
長期的補修、機器の延命化
金属補修剤のような緊急補修、応急処置的な補修ではなく、カナエで取り扱っている低温溶接は恒久的な補修で長期使用に適します。
短納期、迅速対応
定検中に発見された不具合(腐食、ひび割れ、欠損、亀裂等)もその定検期間内に修復可能です。不具合の状況にもよりますが、通常1~2週間、最長でも1ヶ月で補修可能です。

用途・事例

  • ポンプ類 → ベース脚部、ケーシング、インロー部、フランジ部
  • 熱交換器 → カバー、本体
  • ギア → スプロケット
  • ベアリング → 軸受部、軸受けハウジング
ここにあるのはほんの一例です。カナエで取り扱っている低温溶接はその他各種金属製品(特に鋳物)に適用可能です。詳細はお問い合わせ下さい。

補修実施例

補修実施例
ポンプケーシング ポンプケーシングパッキン接触面
低温溶接補修前

低温溶接補修前

低温溶接補修後

低温溶接補修後

低温溶接補修前

低温溶接補修前

低温溶接補修後

低温溶接補修後

ポンプベース脚部 真空ポンプカバーボルト穴
低温溶接補修前

低温溶接補修前

低温溶接補修後

低温溶接補修後

低温溶接補修前

低温溶接補修前

低温溶接補修後

低温溶接補修後

熱交換器カバー 揚水管インロー部
低温溶接補修前

低温溶接補修前

低温溶接補修後

低温溶接補修後

低温溶接補修前

低温溶接補修前

低温溶接補修後

低温溶接補修後

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