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e-シートクイック(紫外線硬化FRPシート)

汎用DB:詳細

e-シートクイック(紫外線硬化FRPシート)

紫外線で素早く硬化する補修材料です

概要

紫外線硬化樹脂をガラス繊維で強化した薄いシート状の補修材です。紫外線(太陽光、紫外線蛍光灯)で速やかに硬化し、さまざまな補修・補強用途に使用できます。
 においが少なく室内でも安心して使用が可能で、環境に配慮したノンスチレンタイプです。
 従来のサンパッチシートと同じ使用方法で紫外線ですぐに硬化します。
※従来品サンパッチシートの後継品です。

特徴

  • 切って貼るだけ簡単作業。
  • 太陽光に当てるだけで素早く硬化
  • においが少なく室内の作業に最適
  • シート自体に優れた粘着力
  • 耐薬品・耐熱性の高いFRP。

仕様

商品名 用途 サイズ 数量
e-セット E-SET
(ES-300LとSTP100のセット品)
自動車パーツなどプラスチック製品の補修
住まいの水廻り補修
その他さまざまな補修・補強
420mm×300mm
厚さ1mm
(A3サイズ相当)
10枚
100g 1個
e-シートクイック(大)
ES-300L
420mm×300mm
厚さ1mm
(A3サイズ相当)
1枚
e-シートクイック(小)
ES-300S
150mm×150mm
厚さ1mm
1枚
e-テクノプライマー
STP-100
100g 1個
eシートクイック特徴イメージ

物性表

*全ての物性値は試験による代表値であり、参考値です。保証値・規格値ではありません。
*1 アイゾット衝撃強さ:フラットワイズノッチ無
*2 荷重たわみ温度:測定機器限界温度
項目 ガラス含有率[%] 引張り強さ[MPa] 引張り弾性率[GPa] 曲げ強さ[MPa] 曲げ弾性率[GPa] 衝撃強さ[kJ/m2]*1 荷重たわみ温度[℃]*2 電気絶縁性[kV/mm]
物性値 20~35 78 7.7 193 9.9 31 280以上 42.7
項目 基準値および規格名 判定
F★★★★基準 ホルムアルデヒド放散量 0.2[mg/L]以下 適合
4VOC放散基準 トルエン 38[μg/(m2・h)]以下 適合
キシレン 120[μg/(m2・h)]以下
エチルベンゼン 550[μg/(m2・h)]以下
スチレン 32[μg/(m2・h)]以下
厚生労働省告示第370号
「食品、添加物等の規格基準」
食品衛生法 器具及び容器包装の規格基準 適合
日本水道規格
JWWA K-149(2004)
水道用コンクリート水槽内面FRPライニング材料 適合

硬化時間

※下表を参考として、予備試験で確かめてから「硬化時間」を設定して下さい。
紫外線を発する光源 紫外線強度の目安 硬化時間
太陽光 晴天時の直射日光
*曇天時は硬化不良になる恐れがあります
4月~9月 15分~30分
10月~3月 20分~40分
紫外線蛍光灯
(ケミカルランプ・ブラックライトなど)
ライトからの距離10cmで2,000[μW/cm3]以上 20分~40分

施工手順

※あらかじめシートの周囲は硬化させてあります。ケガにご注意下さい。未硬化部分をカッターなどで切り取ってご使用下さい。
e-シートクイックの作業手順1

作業に必要な道具を準備。e-シートを必要なサイズにカットし、残ったシートは元の袋に戻します。

e-シートクイックの作業手順2

基材の貼りつけ面を目粗し後、ゴミ・油分を取り除きます。e-シートの透明フィルムを片面のみ剥がします。

e-シートクイックの作業手順3

フィルムを剥がした面を補修箇所に当て、空気が入らないように貼りつけます。

e-シートクイックの作業手順4

太陽光または紫外線ランプに当て、硬化させます。

e-シートクイックの作業手順5

硬化後、シート上面に残っているフィルムを剥がして完了。そのまま重ね貼り、塗装が可能です。

※接着しない基材がありますので、あらかじめ基材との硬化接着試験を行い、接着を確認してから作業を行って下さい。

施工例

【道路 高欄部防錆ライニング】

※プライマーを使用することにより、鉄・コンクリートとの強力な固着性能を発揮し、水の浸入を防ぎ、鉄・コンクリートの劣化を防ぎます。

【柱 防錆施工】

※錆で腐食してしまう部分に予め施工する事により、錆による腐食を抑える効果があります。

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